
10月27日 21時~オンライン講座開催:電波望遠鏡で挑む最新天文学 ~岩手からブラックホールへ、銀河鉄道の旅~
電波望遠鏡で挑む最新天文学
~岩手からブラックホールへ、銀河鉄道の旅~
今年のノーベル物理学賞は、ブラックホールの研究でした。皆さん、昨年、日本が世界の天文台とチームを組んで、宇宙に理論上存在しているといわれていたブラックホールの映像化に成功し、話題になったのを覚えているでしょうか?実は、日本の拠点として活躍した天文台は、私が今、住んでいる岩手県の水沢(国立天文台水沢VLBI観測所)にあります。水沢VLBI観測所長、本間希樹(ほんま まれき)先生らがこの研究にとても貢献しました。時間も無い、光も通らない謎の存在「ブラックホール」の研究は、今後、どのようなことにつながるのか私たちには、わかりませんが、ひょっとしたら、人類が時空を超えて旅をすることを可能にしてくれるかもしれませんし、あるいは、宇宙誕生の謎を紐解く手がかりになるかもれるかもしれません。今回、ブラックホールを始めとする最新の天文学成果について、本間 希樹先生に、水沢VLBI観測所の紹介や岩手の童話作家、宮沢賢治とのエピソードも交えて、わかりやすくお話ししていただけます。
皆さん、是非、ご参加ください。
(主催:一般社団法人「人生100年生き方塾」、協力 認定NPO法人環境パートナーシップいわて)
*講演内容
「電波望遠鏡で挑む最新天文学~岩手からブラックホールへ、銀河鉄道の旅~」
岩手・水沢の地では、1899年に緯度観測所が設置されて以来、現在も国立天文台水沢VLBI観測所として宇宙の観測が日夜行われています。特に最近では、電波望遠鏡を用いた観測天文学研究を中心に進めていて、2019年にはブラックホールの撮影に成功した国際プロジェクトでも、水沢の研究者が大きく貢献しています。今回の講演では、緯度観測所の設立から現在の至るまでの観測所歴史についてふれるとともに、ブラックホールを始めとする最新の天文学成果について紹介します。
*講師: 国立天文台水沢VLBI観測所長 本間 希樹教授
(略歴)
アメリカ合衆国テキサス州生まれ、神奈川県育ち。
平成6年東京大学理学部天文学科卒、平成11年同大学院博士課程修了.同年国立天文台COE研究員.その後、助教、准教授を経て2015年より現在まで、国立天文台教授、水沢VLBI観測所所長を兼務.また現在,総合研究大学院大学および東京大学大学院の併任教授.専門は電波天文学で、銀河系構造やブラックホールの研究を主に行っている.
著書『巨大ブラックホールの謎』(講談社ブルーバックス)、
『国立天文台教授が教える ブラックホールってすごいやつ』(扶桑社)など.
2017年よりNHKラジオ『子ども科学電話相談』の回答者も務めている。
*参加申し込み
参加費:無料
日時:10月27日 21時~22時15分 オンライン講座
定員:100名まで
申し込みサイトに必要事項を記入の上、お申し込みください。 返信にて、ZoomのURLとIDをお送りします。
お申込みはこちら
https://kokucheese.com/event/index/602948/?fbclid=IwAR14d6IpfB7BtvOdWiz6fs6g1ZH3fz7fUVVe8cQesada4hxB_RJzUTLrELU
問い合わせ: 一般社団法人「人生100年生き方塾」代表理事 駒野
e-mail:hirotokomano@gmail.com
*署名へのご協力のお願い
この講演会は、ブラックホールの講演、水沢天文台の宣伝はもちろんのこと、「水沢天文台電波望遠鏡の長期運用継続応援署名」を呼びかけるために企画しました。
ノーベル物理学賞となったブラックホール研究に国際的に貢献した岩手の水沢VLBI観測所への来年度研究費が削減されることになっています。そのため、水沢天文台の世界的なブラックホール研究の継続が困難な状況になっております。
研究継続に賛同してくださる方、下記のサイトより署名へのご協力お願いできれば有難いです(期限は10月中)。また、運営のための寄付金も募っております。
インターネット署名は下記サイトよりお願いたします。
https://www.change.org/search?q=VERA
●寄付書類は天文学振興募金のサイトから取得できます。ダウンロードした書類の中で寄付金額や宛先を指定していただくことができます。
(宛先を水沢VLBI観測所にしていただければ確実に水沢VLBI観測所に届きます)
天文学振興募金
https://www.nao.ac.jp/bokin/